出産時の家族のフォロー

最近では立会い出産を希望される人が多いと聞きますが、我が家では立会い出産は行いませんでした。コンタクトレンズを入れるのですら怖いという小心者の夫が、出産という一大イベントの衝撃に耐えられるとは思えなかったのです。でも立会いをしないといっても分娩室に入るまでの陣痛の間ぐらいは傍についていてくれるだろう…と思っていたのですが、なかなか普通の会社員では難しいのだと後で知りました。その頃の夫は終電間近での帰宅が当たり前で、平日昼間に陣痛が来てしまえばもうアウト。できるだけ土日に生まれますように〜…と願っていたのですが、そんなに都合よくは行きません。やはり陣痛が来たのは平日夕方。幸いなことに実家から母親が手伝いに来てくれていたので、母の運転する車で病院まで行くことができました。最悪、自分一人でタクシーかなとも思っていたので、すごく心強く感じました。しかし、なかなかうまく行かないのが現実というもののようで私を担当してくれた助産師さんの説明では『まだまだ生まれませんので付き添いのご家族はお帰りください』とのこと。陣痛が長引くだろうという判断だったようで、私の体力を消耗させないためにも一人で休むことが大切だと言っていました。おかげで家族は帰ってしまい、私は一人で陣痛に耐えること数時間。助産師さんの見立てよりも随分早く分娩が進んだため、家族は出産直前に到着しただけで陣痛の間の私とはほぼ関わっていないという結果に終わってしまいました。もう少しテレビなんかであるような『家族の絆』的なものを期待していた私は、何だか不完全燃焼のような、迷惑をかけずに済んで良かった安堵感のような、何ともいえない気持ちでした。 横浜市 産科

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